若気のいたり

宅録3人組ザ・ブレーメンのメンバーによる交換日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

タケシ日記~つつましく生きるのも難しい~

結論から言うと、今住んでいる会社の独身寮の風呂場の壁が崩壊して、現在風呂が使えなくなっています。
ある晴れた休日の朝に突然何の前触れもなく崩れ去った風呂場の壁。
当然事故や知らない間に地震でもあったかと思うところですが、完全に自然崩壊。
俺やあなたが一日仕事して、夜家に戻って夜の1時や2時くらいには眠くなることや、風に吹かれて木々の葉っぱが揺れるってのと本当に同レベルの自然さ。
もう誰も何もしてないのに壁が崩れ落ちる、っていうのはあるんですよ、みなさん。

当然、それを未然に防ぎたいものです。
そのために建物の保守点検なんてのはある一定間隔で行われなくてはなりません。
それをひとつの仕事として建物の現状を把握し、適切な時期に壁が自然に崩れ落ちる前に、適切な処置をしなくてはなりません。
それを怠った結果が、今のこの寮の現状だ!
(ここまで書いてなんですが、結構怒っています)

いよいよ紆余曲折ありまして、現在は会社の近くの銭湯に通っています。
家に風呂がない生活っていうのはみなさん、これってかなりのストレスですよ。
何も特別なことのない平日は会社帰りに寄って帰ってこれるからまだいいんです。
しかし、休日も会社の近くまで行かなくてはいけない、出張のときなんてのは目もあてられない。
たまのデートだってお風呂のことをきにしながら計画を立てなくちゃいけない。

あぁ、もう贅沢は言いません。
お風呂がある、普通の家に住みたい。
地下室とか防音室とか自然と家族が集まるとか蔵のある生活とか贅沢は言わない。
風呂が1つ家にあればそれでいい。
今なら川から水を引いてこれたときの純くんや蛍ちゃんの気持ちがよーーくわかります。
つつましく生きましょう。
  1. 2008/05/18(日) 01:01:18|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~ほめられないとやる気でない~

メールをしっかり書く、っていうのが意外と重要な仕事のひとつでして、社外、社内、宛先を誰にして写しを誰にして、宛先非表示の宛先を誰にして、「いつもお世話になっております~以上、よろしくお願いいたします」ってのも当然忘れずに、っていうのもう本当に真剣に考えながらやっているとですね、もうそろそろ俺のPUNK魂に火がつく寸前だぜ!?って感じになる瞬間、ありますよね?
いや、急に疑問系で投げかけられても困ると思うんですが。
今年27歳になりますよ。

YOUTUBEなんかでTOMOVSKYの曲を今まで聴いて、「これはいまいちだなぁ」って思ったことがなくて、とりあえずBESTアルバムが出てたっぽいから買ってみました、聞いてみました。
トモフスキーといえば、ポップ、宅録、ネガティブ、あくまでポップ、っていうイメージでしたが、まさにそのまんまで期待を全く裏切らない感じ。
アルバム集めちゃいそうだなぁ、ううん。



トモフスキー/アイタイヒトトダケ

これは俺の買ったCDには入ってなかったんですけど、いやぁいいですねぇ。
要は今こういう気分なんでしょうね。
春はやっぱりなんか嫌いだもの。
  1. 2008/04/22(火) 23:25:54|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~HAKAISHA~

映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』を見てきました。
CMで自由の女神の頭が吹っ飛んでくる例のアレです。
もう素直な感想として、『面白い!』と誰にも彼にもお勧めしたくなる感じではあるけれども、お勧めされて見に行った人からそれなりの反応が返ってくるかと言われればちょっと自信がない、といった感じでした。
全然知らなかったんだけど、どうもこの映画、プロモーションがかなり特殊で事前に情報が漏れないように漏れないように、と最小限の情報しか流れていなかったようですので、それに敬意を示してネタバレこみの感想は、例の『続きを読む』以下に書きます。
これから見ようか悩んでるけどきっとなんやかんやで見に行かないな、と思っているそこのあなたをどうしても見に行きたいと思わせるようなことは書きますよ?
でももう完全にオチまで書くつもりですから、ちょっとでも見に行くつもりがある人は読まないほうが絶対得するから良い子は読んだらダメだ。

  [タケシ日記~HAKAISHA~]の続きを読む
  1. 2008/04/07(月) 23:25:42|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~胴上げ前夜~

今日から社会人3年目。
こうでも書かないと誰もいってくれないし、特別なことなどないので自分で言うけども、親からの仕送り生活が終わって、自分で働いて自分の働きに応じてお給料を貰って、自分でお金の管理をして、あれやこれやと生活をし始めて今日で丸2年が過ぎて3年目になりました。
早いなぁとは思わないけどもうそろそろ最若手のカテゴリーから外れてもいい頃なんじゃないかと。

どうにもこうやって曲がりなりにも社会人なんかしていると真面目な話ばかり普段しているからどうにもいけないねと思うんです。
もっとね、あんなこんなおかしな設定を考えて生きていきたい。
そしてそれを説明したい。
こと細かくそれを説明してそれにエッセンスを加えて欲しい。

例えば会社のコピー機がどうにも調子が悪くって紙詰まりばかり起こす。
そんなときに「このコピー機の中には小さいおっさんがたくさん働いていて今日はたまたま新人さんが紙送りの担当だったからこんな調子なんだよ」って俺が今日エイプリルフールの職場で言ったとするとですね、気付けば周りはリアルな中年男性たちがたくさんいる環境なわけで、なんかこういう誰も傷つけないと思っていた心温まるジョークのつもりでも、「おうおうおう、随分おっさんに対して風あたりの強い物言いじゃないか」と管理職クラスの人たちの視線を感じるわけですよ。
いや、実際そんな視線はないと思うんだけども。

昔から俺の中での究極のワガママというか、もう今日は俺が王様だってことにしといてくれって思う日には、決まって「あああー!もう俺を胴上げしてくれ!俺を飛びっきりの笑顔でワッショイワッショイしてくれよ!」って思う癖がありまして、何を隠そう今日だって俺は胴上げして欲しかった。
3年目だね!よくぞまぁここまで!ってな具合に胴上げして欲しかった。
「いいよ、もうわかったよ!みんなありがとうな!」って俺が言うまで、いや、1度俺がそう言っても自然とみんな盛り上がって、たまらずもう1回胴上げだ!ってくらいして欲しい。
そんで最後は一人一人に握手。
でもなんかもう時間がなくって全員とは握手しきれない、みたいな。
何願望なんだ、これは。

という社会人3年目突入記念日でした。
みなさんエイプリルフールで素敵な嘘をつきましたか?
このエイプリルフールという習慣、なんかこういう日にわざわざ嘘をついている人を見ると、不思議と俺なんかはなんてこの人は真面目な人なんだろうとこの日の趣旨とは違うことを感じてしまいますよね。
  1. 2008/04/02(水) 00:03:39|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~当たり前のことさ~

今日、月曜日は朝から会社で今後に関わる試験があって、その課題というかテスト勉強を先週からコツコツとしていて、当然土日なんかもテスト勉強だなぁって感じでした。
結果としては、あれ、なんであんなに勉強したんだっけ?ってくらいあっさりしたテスト内容だったわけですが、それはそれとして、まぁちょっと週の頭に大きなToDoがあるなぁっていうので先週末は頭がいっぱいでした。
『だから今週末はちょっと会えないけど、土曜日は軽く夜ご飯でも食べに行こうか?』って感じでときどき二人で来ていた洋食屋さんに行って、そのお店でご飯食べている最中に2回も店内が暗くなって例のごとくハッピーバースデーが流れてきて、今日は2人もこの店内で誕生日の人がいるのか、って思ったりしていて。
そして、『そういえば今日はSyrupの解散の日じゃない?』って言われて初めて思い出して、あぁ、そうか今日は武道館でSyrupが最後のライブをしている日じゃないかって思ったんです。
あんなに大事な大切なバンドの最後の日だってのに思い出さなかった自分にちょっと驚きつつも、そんな感じで3月1日は過ごしていました。
最後のライブのセットリストを見ていると、こんなに名曲が多いバンドなのかって改めて思うし、最後の『翌日』→『Reborn』なんてのはきっと生で見ていたら傍に誰がいようとも泣いていたに違いないなって思います。
MUSICAの鹿野さんの日記で、『はっきりいって、音楽、いや、曲以外にたいした魅力があったわけでないバンドが、何故リリースもしないしライヴの本数も少ないながら満員に膨れ上がった武道館で終えることができたのか? シンプルな理由で、半端なく曲がよかったんです。半端なく美しいメロディに、半端なくリアルな文学性に満ちたリリックがあったからです。』(原文まま:ごめんなさい)と書かれていて、俺は本当にSyrup16gとはこれに尽きると思っています。

お疲れさまでした。
大学生から聞いて、社会人になって今後なんて考えたりしながら生活していますが、『心なんて一生不安さ』っていう本当にコロンブスの卵みたいな、あぁそうなんだ、不安に思って生きていていいんだって最初に聞いて思えたときから、あなたの音楽が俺の支えでした。
どうかこれからも音楽を続けてくれますように。
  1. 2008/03/03(月) 20:57:18|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~左にカーブを曲がると光る海が見えてくる~

今日仕事帰りにコンビニに寄ったら、『誰の女だって関係ねぇだろ 誰が親だって関係ねぇだろ っていうかお前ふんばれよ!』っていうようなことを歌う、というかかなり太い声でラップしている歌が流れていて、その帰りに俺はこういった歌が今の時代の『君のこと以外は何も考えられない』的な存在となっているのだろうか、と考えながらとぼとぼと歩いて帰ったんですが、これは今結構売れている歌でしょうか?
恥ずかしながら俺はこの歌をコンビニで初めて聞いたものだから、まぁコンビニで流れているくらいだから結構あれですか、そこそこ、でしょうか?
俺のつたないラッパー知識からはすぐ“湘南の風系”な匂いがしたのですが、当たらずとも遠からずな、それともそのものずばりな感じですか?
かなりタオル振り回している感じでしたが?
この日記、書き始めからずっと疑問系で文章が書かれていますよ?
コンビニに入ってから出るまでの短い時間の中で↑の歌詞(『誰の女だって~~』の下り)が3回連続くらいで繰り返されていたような気がするところから察するに、どうもここがこの歌でいうところの“サビ”と考えていいんではないかと思っているのですが、いかんせんググってもHITしないところから考えると、どうも俺は歌詞を間違えていると思われるのですが、意味的にはこのようなことを歌っていたはずです。
よくよく噛み締めるとなんとなく味がありそうな、非常にストーリーを感じるというか、なんというかの歌詞です。
こういう歌が今売れているのならば俺も本気で今のHITチャートを研究せねばなりません。

そういえば最近、『アダルト』とか『エロ』とか『人妻』とかの名前で決まって同じところにコメントを残していく方がいらっしゃるのですが、その日記のタイトルが「というわけで」っていうタイトルのところで、コメント欄に『アダルト:というわけで』みたいな感じで表示されていてなかなか乙なもんだなぁと思っていました。
なんとなく、こう流れるように思わずクリックしたくなりますね。
日本語って素敵です。

さて、普通の日記でした。
明日も仕事だー。
  1. 2008/02/27(水) 00:52:09|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~枯れてしまったさくらの花~

シロップの新作がとても良過ぎて良過ぎて仕方がなくて、武道館のバックステージ選考にも落選したからもうこっちとしてはこのCDを聞きまくるしかないわけで。
というわけで全曲レビューなんぞをしてみようと思います。
勢い余ってとはこのことだ。

Syrup16g AL『Syrup16g』


1.ニセモノ

今までのシロップ像に一番近い曲であろう1曲目。
いつでも死ぬ気と口では言うけど結局死ぬことなんて絶対できない俺ってのはどうしようもないニセモノだ、っていう五十嵐の独白であり、要は普通に生活してる俺たち一般人の代表としてのシロップ節が冴えている曲。

“結局俺はニセモノなんだ 見せ物鑑賞
 拾った思い吐き出して 愛されたいの まだ”

どうせ俺もお前も自分の本当の気持ちだって思っていることだってそこら辺に転がっていた適当な理由をその場その場で拾ってきてそれが本当って顔をしているだけのくせして愛されたいとか思ってるんだから本当に救いようないよね、っていうのを否定できる人間なんてこの世に居ないわけで、このサビの1節だけで、シロップの大衆性というか、ある少数の特定の人だけだけの曲ってわけじゃ全然ないってことがわかるというかわかって欲しいというか。
タイミング次第ではシロップの代表曲になっていたであろうなぁと思う曲。
ニセモノ=COPY。
あ!ってなるよね。


2.さくら

“これはこれで青春映画だったよ 俺たちの”

という1節だけで、この曲はとてつもない曲だと思うし、こんなことをこんなポップな曲で歌う五十嵐って本当に素晴らしいし恐ろしいと思う。
心の底ではすっかり冷めているくせに本気で寂しがる、俺も含めてどこにでもいる男の本当の気持ちは結局こんな風に過去を振り返ってしまう。
そういった残酷で見事すぎるな心理描写だと思います。
シングルカットして月9の主題歌になればいいと本気で思う。
全てのもう渦中にいない人のための歌。
アルバムの中で一番好き、今のところ。


3.君をなくしたのは

この歌で何も伝える気ないでしょ?五十嵐さん?
少なくとも俺にはちょっとわからない。
今までのシロップは良くも悪くもわかりやすくて、こういう曲は一番かっこわるいと思っていたんでないかと俺なんかは思っているのですが。
うん、まぁメロディは良い。
でも無理にでも理解しようと思わない。
まぁリアルといえばリアルなんですが、ちょっとまぁファンのひいき目で見て保留。


4.途中の行方

この曲も『HELL-SEE』なんかに入っていてもおかしくないな。
きっとファンの中に好きな人が結構いるだろうな。
どうも俺はこういう曲は素直に聞いてしまって何か考えるとかないみたいね。


5.バナナの皮

“I feel my love! So beautiful lives”

シロップが一番ノリに乗っていた頃(と、こういうことを書くととても悲しくなるんだけど)、こういったポジティブな歌詞のある歌が五十嵐の本気の願いのような気がして、とても切迫感のある息苦しいくらいの歌になっていました。
『根ぐされ』の“可能性なんか∞”とか、『Your eyes closed』の“愛しかないとか思っちゃうやばい”とかそういった歌ですね。
この歌は結構前からライブでは歌われていたようで、『Mouth to mouse』に入っていたりしても違和感ない感じ。
そういえばあのアルバム、今考えるとかなり完成度高かったのかな、当時は贅沢だったから良いけど一番良いわけじゃないかな程度にしか思っていなかった気もするけど、ってなんかこの曲を聞いてると前のことを思い出します。
何気にこのアルバムを象徴している曲。


6.来週のヒーロー

色々思うことはあれども、ちょっと書くのはやめときます。


7.ラファータ

しょっぱなから歌詞が秀逸な、これももう超名曲。

“雨が降れば傘を差せばそれでいいか 人の心に差す傘は頼りなく
 だからかわりに涙を流すのかな 悲しみに溺れてしまう その前に”

もうミスチルか、ミスチルなのか、っていいたくなるくらいいわゆる普遍的な名曲。
本当にシングルカットして月9の挿入歌なんかにして100万枚くらい売れてしまえば素敵なのにね。

“ただこの日を生きている 続いていく”

この一節だけでも、シロップのそれこそ1stCDの『フリースロー』からずっと変わらない大前提というか基本理念を表現できていて。
どんなに死にたくなるくらい嫌なことがあって、もう人間辞めてしまいたいとか思ったりするみっともない俺やあなたに幸運にも明日が来ないことなんて、絶対ないんです。
そういったどうしようもなく続いていく日々を生きるしかない、という覚悟がシロップの歌には必ずあって、そう考えて歌を作っている人が少なくともこの世の中に一人いるんだっていう思いがあって。
だから(おそらく)世間的に暗いとかネガティブとか言われている音楽を聞いてこんなにも救われるんだろう、と俺なんかは思っていて。
最後の“ねぇラファータ”がとてつもなく優しくて嬉しいようなやっぱり寂しいような、だけど、本当に本当に名曲。


8.HELPLESS

あぁ、困った。
俺はこのアルバムでこの曲、好きな曲ベスト3くらいに入れてしまうかもしれないくらい好きなんだけど、なんか言葉が出てこない。
きっととてもシロップぽい曲だから俺は大好きなんだなって思います。
どれかといわれれば『HELL-SEE』っぽいからなのかな。
この歌詞の中の、永遠と静寂へのアプローチがとても素晴らしいというかまさにドンピシャだなぁと思いました。
あぁ、困った。


9.君を壊すのは

ギター一本弾き語り。

“僕が見たいのは あなたの笑顔で 宇宙の神秘なんて どうでもいい”

どうしちゃったの五十嵐、恋しちゃった?ってきっと前なら思ってたけど、なんかもうこのアルバムに入ってると普通に聞けちゃう、っていうのがこのアルバムがシロップ史上ありえなかった感じのアルバムだっていうことなんだろうな。


10.Scene Through

ありそでなかったどこまでもロックバンドっぽい曲。
何も深く考えないでとりあえず気持ちよい感じで録ってみましたという感じ。
もしかしたら考えまくってこういう形になったかもしれないけどそう聞こえる。

“心の中に 答えの中に
 確かなものは 何一つない
 のに”

このサビの歌詞の“のに”があまりにシロップであり、五十嵐であるわけで。
シロップは何もないのに、どうして俺は諦めきれていないのか、その問いをずっとずっと繰り返してきたバンドでした。
何かを願わずにはいられないのはどうしてなんでしょうね。
それが自分を苦しめるのはよくわかっているのに。
だから早く完璧に諦めなよ、って歌うのがシロップで、それをどうしてか願ってしまうだよ、って歌うのもシロップで、だから俺はとても好きなんだよなぁって改めて思います。


11.イマジネーション

ここまで敢えて触れずにきたけど、残り2曲なのでいよいよ書きますが、これほどまでに『解散』を意識させる歌詞をちりばめているラストアルバムって果たして他にあるんでしょうか?
この『イマジネーション』と最後の『夢から覚めてしまわぬように』だけでなく、全ての歌の歌詞から“解散”の匂いが感じられるのはあまりにわかりやすいというか、ぶっちゃけ過ぎというか、本当にシロップらしいというか。

“さぁ終わりにしよう 何もかも
 そこから何かが始まるさ”

“成功するのが全てとは 今でも思っていないけど
 守るため強くなる 必要はあるんじゃないか”

“最後のチャンスだとわかっていたのに 掴めない”

“たくさんの歌 たくさんの思い出が
 イマジネーション 身体を突き抜けていく”

とか、その他色々。
だから、このアルバムは結局のところファンだけのために作られたアルバムなんだろうなと思います。
五十嵐が作りたかったわけでなく、今まで待っていたファンのために。
こんな気持ちで俺たち解散するんだ、っていう報告なんじゃないかって思うんです。
俺はそんな意味でこの歌を聞いていると、本当にシロップがいなくなるのがわかってとてもとても切なくなるし悲しくなります。
残りあと1曲。
あぁ、終わってしまう。


12.夢からさめてしまわぬように

最後もギター一本弾き語り。
誰にも優しいメロディ、誰にも優しい歌詞。

“夢の先のことを考えて泣くのは
 もう やめておこう”

“会いたいよ”

こんな曲で終わってしまうなんて、本当に心から五十嵐はずるい。

“そっと行かないで 少しだけ 声をかけて”



【総括】
ラストアルバムとしても、普通に良い曲ずくしのアルバムであるという意味でも、素晴らしいアルバム。
もう、そうとしか言いようがない。
ちなみにこの原稿というか日記を仕上げるまでに、一番最初に聞いたときから書き始めて今日までかかりました。
毎朝会社に行くときに聞いて、帰り道でも聞いて、家に帰ってからも聞いて、もう何回聞いたかわからないけど、それでも全然飽きないアルバムっていう事実だけでもやはりとんでもない作品なんだろうと思います。
ファンの贔屓目満載でずばり言い放ってしまうと、もう今後こういった色んな意味でスリリングで、リアルで、日常のちょっとした不安感や何気ない罪悪感や行き詰まり感をここまで共有してくれるバンドは絶対あらわれないと思います。
こんな才能豊かなソングメイカーのいるバンドに一度も世間的な成功を味わわせなかったのは本当にかなりのいらだちを感じます。
このアルバムが俺が歳をこれからどんどん取っていく間にも絶えずレコード屋さんのどこかに置かれていることを心の底から祈ります。

最後に、あー、武道館行きたかったよ。。。
  1. 2008/02/14(木) 22:32:09|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~So beautiful lives~

Syrup16g『Syrup16g』

最後のアルバム。
色んな雑誌を久しぶりにまめにチェックしながら心の準備をしてから聴きました。
まず、ほとんどの雑誌で書かれていた“最高傑作”、という評価についてはきっとファンの間ではそうとは思わない人も結構な数の人がいるであろうと俺は思いました。
まず、このアルバムを通して聴いて思ったことは、以前のどのアルバムとも似ていない音作りで、基本的にはメロディが死なないように、『HELL-SEE』のそっけなさや『クーデター』のようなメロディとアレンジの殺し合いという感じではまるでないです。
どうしてシングルの『My Song』のときにこれをしなかったかと思うと…、みたいなことをMUSICA鹿野氏はあまりにあぁもうそれを言ってはいけませんよ…、というようなことを書いてしまうくらい、基本的にはメロディに忠実なアレンジで、きっと五十嵐の頭の中で鳴っていた音楽をSyrupがバンドのうちに丁寧に丁寧に作りましたと言う感じで、これが解散の原因というかなんというかのあれなのか、と思うと非常にくるものがありますが、これはこれでそれはそれで。
そして、どうしてこのアルバムが“最高傑作”と色んなところで言われているかの理由ですが、それは『さくら』であり、『ラファータ』であり、『イマジネーション』であり『夢から覚めてしまわぬように』であるわけで、要はメロディが今までの作品の中で一番神がかっていてもうどうしてこんなメロディ作る男が埋もれているんだ!という驚きが長年付き合ってきた聞き手でさえも思ってしまうくらいだからなんでしょう。
『Reborn』級のオンパレードって言ってしまってもいいんじゃないかって思います。


あらかじめ書いておきますが、音楽のことをとやかう言うこういったブログや掲示板に嘘とか言葉を選んで書いても面白くないと俺は思っていて、これはあくまで俺個人の意見であってこれが全てに正しい聞き方だとか思っていません。
そのことを踏まえて。
俺はこのアルバムはもう実質五十嵐隆のソロアルバムであろうと思うし、そういう風に割り切ったからこそ完成されたSyrup16gの最後のアルバムなんだろうと思います。
そして、ここからが非常に今回のアルバムの肝なんだと思うんですが、歌詞の殺傷能力が低い。
Syrupの今までの作品に共通していた、お前も俺もずたぼろになるまで傷つかせてやる、という感じではなく、俺は傷つくけどお前は傷つけない、という感じになっていて、それがあまりに俺なんかは、あぁこれで本当にSyrupは終わったんだと思えてとてもとても切なくなりました。
そう、これは五十嵐が3年半も待ち続けていた俺たちみたいなファンに向けての、もうとても遠くに行ってしまったという事実だけを伝える個人的な手紙のようなアルバムだと思いました。
もしこのアルバムが発表されていなかったら俺たちはきっとずっとずっとずっと納得のいかないままSyrupを待ち続けていたんだろうと思います。
その意味で、このアルバムは最後のアルバムとしてはとても意味のある、完成度の高いアルバムだといえると思います。


ここまであぁだこうだと書いてきましたが、俺はこれはとても良いアルバムだと思っています。
五十嵐のメロディセンスや歌詞のセンスはやはりずば抜けているわけで、Syrupの最後のアルバムという意味を持っていなかったならば↑のようなことも思わなかったかもしれません。
でも悲しいかなこれは最後のアルバムなわけで、その事実は変わらないわけだけど、それを仮に頭の中から消してみると、素晴らしいメロディと生生しいリアルな言葉がちりばめられている曲しか入っていない完成度の高い作品なわけで、これを良くない作品だなんて俺は死んでも言えません。
とりあえず今日聞いた今日の感想として。
とりあえず何回も聞き込みます。
  1. 2008/01/30(水) 23:25:56|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~さよならミュージック~

2007年これは良かったなぁっていうCD3枚選ぶならこれだなセレクション

・スピッツ『さざなみCD』
・くるり『ワルツを踊れ』
・RADIOHEAD『IN RAINBOWS』

上2つは過去の日記におそらく書いてあるからそちらを読んでいただくのが早いかと。
レディヘの新作は今日たった今聴き終わったところだから正直興奮が勝っている状態なので、他の2作品と比べて時間を置いて振り返ってもなお素晴らしいと思うっていう要素が抜けているけど、もうこれは別格ということで良いんではないでしょうか。


RADIOHEAD『IN RAINBOWS』

レディオヘッドの新作足りうる革新的なサウンドか?と言われれば、100人が聞いて100人ともこれは今までにまったくない音楽だ、と言うかどうか疑問だけれど、少なくとも今までのレディオヘッドの作品を多少なりとも真剣に聴いていたファンの一人として答えるとすると、これは革新的なサウンドだと言い切ってしまえるし、今までのレディオヘッドの作品の中でも2番目か3番目くらいに好きな作品になりそう。
一番最初はCDを買って車を運転しながら聞いたので色んな音が細かく聞き取れていない状態で聞きながら思ったのは、この作品が2ndアルバムの『ベンズ』の次の作品として発表されていたとしたらレディオヘッドの歴史はもう少しわかりやすい歴史というかみんなが納得いく歴史になっていたんだろうなってことで、要は『ベンズ』のポップさと『OKコンピューター』のあの重工業工場全体が物凄い運動神経を持つ生き物のように動き回っているみたいなとんでもない音の塊のダイナミズムが融合された感じの作品だなってことでした。
そんで家に帰ってそれなりの音楽環境で聞いてみたらば、何?これ普通に聞いてるけどどうやってこの音作ってるの?って音の連続でした。
この作品がどのような評価をこれから先受けるかはわかりませんが、俺の中でのこの作品はレディオヘッドがようやく10年くらいかけてレディオヘッドっぽい音楽をもう1度作ってみる気になったアルバムという感じがします。
当然だけど、ぱっと聞きあっさり聞けるけど物凄いことやってるアルバム。
例えるなら、俺のこの携帯電話、内蔵された発電機関の核融合したエネルギーをそのまんま使って動いてるんですよ、みたいな感じ。
よくわからないのは書いてる本人もそうなのであまり気にしないでください。


そんなわけで明日新潟帰ります。
とりあえずこの日記が今年最後であろうと思うので、どうかみなさん良いお年を。
来年も今年同様ブレーメンの曲をいくつかみなさんにお届けできたらなと思っています。
今年は3曲お届けできましたが、個人的にはとても手応えがあった曲たちでした。
特に俺は『小さなこと』がこの2007年に作れたことがとても大きいことのように感じています。
どうかみなさんの2008年にもこの『小さなこと』がたまに聞いてみる曲の1曲になっていますようにと思っています。

そんでこれ、最近聞いて良かった曲。
こういう曲がたまに聞けたりするから音楽好きであることはとても素晴らしいことだなってことを再確認したまま2008年にお会いしましょう。
ではまた来年。

the ARROWS『さよならミュージック』

http://www.youtube.com/watch?v=XvhHgXzlEb0
  1. 2007/12/29(土) 02:36:54|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

タケシ日記~翌日~

syrup16gが解散します。
来年新しいフルアルバムを出して、3月1日に日本武道館で最後のライブをして、そのあと解散。

できるだけ正確に今の俺の感情を表現しようとすると、あぁそうだよなそうなんだよな、っていう感じで、もうこの世の終わりだとか、これからどうしていいかわからないとか、そういった感じにはなっていないです。
ショックだとか、怒りに似た気持ちはあるにはあるけど、それも俺が言ったところでどうしようもないしな、と思います。
大好きなバンドで、本当に大学の2,3年生のときから聞き続けてきたバンドで、本当に何度もシロップの歌を聞いて救われたし、俺の大事な思い出のいくつかのシーンにシロップのいくつかの曲たちが密接に結びついていて、それはきっとこれから俺が生きている限りずっとそうなんだろうなと思います。
でも、俺の今の感情は、結構感傷的にはならず、普通の生活を送っています。

シロップの歌は、きっとこういう気持ちの歌です。
本当に好きなものや人がいなくなったときに、俺はきっと気が狂えないだろう、きっと死を選ばないだろう、きっと何ごともなかったように生活できてしまうだろう、という歌です。
それはきっと俺の心の中の何か大事な部分が本当はもうなくなってしまっていて、それはきっと取り返しのつかないことだし、それは今まで生きてきた過程の中で仕方のないことだと思うし、こんなに悲しいことなのに俺は結構タフに生きてしまえる、それはとても醜いし人間として終わっている気がする、という歌なんだと俺は思っていて、実際そういうことを表現したバンドだったと思います。
これって本当に俺は凄い表現だったと思います。
ここまでリアルに人間の喪失感を表現する人は本当に稀有な存在だと俺は思うんです。

「もうこれ以上迷惑はかけれないから」という解散の理由も俺はとてもシロップらしい理由だと思います。
きっと色んな葛藤や願いがあったんだろうなと思うし、それが随分前から今まで続いてきたんだな、と俺は愚考します。
ネット上の色んなこの解散に対する声で、一番俺が共感するのは、頼むから五十嵐よ何をしていてもいいから生きていてくれ、っていう声で、俺も本当に心からそう願います。
3月1日、見にいけたらいいな。
  1. 2007/12/12(水) 23:24:48|
  2. タケシ日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
前のページ 次のページ

FC2カウンター

プロフィール

ザ・ブレーメン

Author:ザ・ブレーメン
2000年生まれの宅録3人組です。
ほとんどメンバー間で喧嘩もなく無事6年目に突入しました。
『ブレーメンの隠れ家』というHPでマイペースに活動しています。
この「若気のいたり」ではメンバー3人が日々のあんなことやそんなことを書いていきます。
「旧・若気のいたり」はコチラ。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。